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【洋楽女性シンガー】夜のBGMにおすすめしたい10枚のアルバム

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夜に聴きたくなる音楽、夜の雰囲気に“合う”音楽。

今回オススメするのは、たとえば星空の下やナイトドライブのようなシチュエーションではなく、

「in the room」

そうなんです、お部屋で聴くBGMにピッタリなアルバムばかりを、海外女性アーティストに限定して選んでみました。

プライベートタイムに、是非!

 

ロンドン・グラマー『IF YOU WAIT』

2014年発表のデビューアルバム。UKバンドらしい愁いを帯びたサウンドが特徴的な3ピースバンドで、女性ボーカルであるハンナ・リードの歌声がとても魅力的。

全曲通してもの悲しい雰囲気が漂っているが、メロウな楽曲と美声が際立ち、聴いていて気持ちが安らぐような作品になっている。CMにも起用された『Nightcall』収録。

 静寂を求める夜にピッタリな、大人のためのナイト・ミュージック。

 

ジュリアン・ベイカー『TURN OUT THE LIGHTS』

ジュリアン・ベイカーはアメリカ合衆国テネシー州出身のシンガー・ソング・ライター。今作は2017年にリリースした2枚目のアルバムだ。

ドラムレスということもありサウンドはシンプルそのもの。しかし彼女のソウルを感じるにはギターとピアノという最小限の伴奏で充分。この歌声の素晴らしさを堪能するならこれくらいのアレンジがベストなのかも知れない。

小柄な体からは想像もできないほどの声量で、聴く者の心を捉えて離さない歌を聴くことができる。美しい旋律が散りばめられた見事な作品になっているが、特に表題曲『TURN OUT THE LIGHTS』の儚くも力強い絶唱には震えるほどの感動がある。

 息を飲むほど美しい、USインディー・ロックシーンが生んだ真のソウル・ミュージック。

 

ブランディ・カーライル『THE STORY』

グラミー受賞歴もあるアメリカ出身のシンガー・ソング・ライター。フォークやカントリー、ブルースからの影響が色濃くも、ポップで純度の高い楽曲が魅力的な人だ。

今作は2007年リリースの2作目になるが、言ってしまえば全曲いい。拙い感想で敬遠されるくらいなら、是非ともアルバムを手にして聴いて欲しいと願うばかり。

あえてハイライトを挙げるならアルバムタイトルにもなっている『The Story』か。途中で声が割れるほどのシャウトを聴くことができるが、このエモさの記録は一聴の価値アリ。

 眠りを妨げるほどの名曲揃い。骨のある女性シンガーと過ごす夜は長く、そして熱い。

 

ビリー・アイリッシュ『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』

2019年リリースの1stアルバム。デビュー当時から世界中で絶賛される中、ティーンエイジャーを代表するポップアイコンになったビリー・アイリッシュ。

最初こそ過剰ともいえる過熱ぶりを理解できなかったが、聴いているうちにこのアルバムから聴こえる“音”にのめり込んでしまった。囁くような歌声には繊細かつ情が感じられ、とても10代の女の子が歌っているとは思えない。

無駄な音が削ぎ落されたエレクトロ・サウンドには類まれなるセンスが感じられ、私的には一周まわって癒しをもらえる音楽に成り上がった。このドリーミーな感触はずっと夜に聴いていたい。

 夜のベッドルームとヘッドフォン。素敵な時間を過ごせる癒しのポップ・ミュージック。

 

スネイル・メイル『Lush』

2018年リリースの1stアルバム。ギタリスト兼シンガーソングライターのリンジー・ジョーダンという女性のソロ・プロジェクト。

渇いたギター・サウンドとドリーミーなサウンドが特徴的なインディー・ロックで、ユラユラと聴いていたい夜のBGMとしておすすめだ。アルバムを象徴するような名曲があるわけではないが、作品を通してのローファイな手作り感がすごく心地いい。私的ハイライトは『Deep Sea』

10代の女の子がこんな傑作を作ってしまうなんて…。凄いね、なんか。

 シンプルなサウンドとメランコリックな雰囲気が、夜のBGMにピッタリな一枚。

 

ノラ・ジョーンズ『Little Broken Hearts』

2012年リリースの5thアルバム。ジャズ・スタイルをベースにカントリーやフォーク、ブルースやポップスに至るまで、幅広い音楽性で名声を得ているシンガーだが、いかんせん今作はロック色が濃い。

ノラ・ジョーンズの作品には、たとえば「朝」や「カフェ」を連想するものが多い。しかしこのアルバムは「夜」に向いている。酒場のステージの薄明りの下、静かに、しかし熱く弾き語っているようなイメージをしてしまう。

渋めなロックが並ぶ中で聴こえてくる『Miriam』の美しさは、私的に格別な時間を過ごすことができる。

 ディープな夜には、ディープで刺激的な音楽を。

 

フィオナ・アップル『When the Pawn…』

1999年リリースの2nd。アルバム名の原題は90語にも及び、英語圏では『When the Pawn…』と略されることが多いらしい。邦題名は『真実』

オープニング『On The Bound』から異世界。力強く包まれるような歌声はクセになり、強烈に中毒性がある楽曲にはオリジナリティが溢れている。聴くものを選ぶかも知れないが、ハマるとなかなか抜け出せない類の音楽である。この世界観はあまり味わったことがなかった。

適度にポップ。ジャジーな雰囲気もカッコ良く、表現の幅の広さには恐れ入る。

 明かりを薄暗くした部屋の中でじっくりと聴き込みたい、小洒落たアートポップの世界。

 

ジャニス・ジョプリン『Pearl』

1971年リリースで、ジャニスが亡くなった後に遺作として発表されたラストアルバム。唯一無二の歌声を持ち、心震わす歌唱(絶唱)、そのカスレ声やシャウトには何度も胸を熱くしてきた。

この作品はあくまでもロックだが、ゴスペル調な曲やバラードには神懸ったオーラが宿っていて本当に素晴らしい。『Cry Baby』『A Woman Left Lonely』『Trust Me』などを聴いていると込み上げてくるものが…。最高過ぎるでしょ、これは。

 永遠の名盤。ジャニスの歌声と素敵なバンドサウンド。グラス片手にずっと聴いていたい魂の音楽。

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ソニーミュージックエンタテインメント

 

レディー・ガガ『アリー/スター誕生 サウンドトラック』

2018年に発表された、同名のミュージカル映画『アリー/スター誕生』のサウンドトラック。出演者のレディ・ガガとブラッドリー・クーパーによって歌われている。

僕はこの作品に出会うまでに、レディ・ガガという世界的大スターの音楽を聴いたことがなかったが、ここで聴けるレディ・ガガの歌声には完全にノックアウトされた。こんなにもいい声で歌の上手い人だとは思ってもみなかった。

前半はブラッドリー・クーパーの曲が並ぶが、中盤からはレディ・ガガの歌(デュエット含む)が続く構成で、素晴らしい音楽が満載だ。感動的な楽曲に必ず出会える作品だと思う。

 ムーディー、メロウ、そしてエモーショナルな音楽とともに過ごす素敵な夜を。

 

シェリル・クロウ『THREADS』

2019年リリースの11th。ラストアルバムになる可能性を示唆しているが、錚々たる顔ぶれのゲストを迎えていることからも、あながち嘘ではないかも知れない。

共演者の一部を挙げてみるとスティーヴィー・ニックス、ボニー・レイット、エリック・クラプトン、スティング、ブランディ・カーライル、ジェームス・テイラー、そしてキース・リチャーズやニール・ヤングなんて名前も出てくる。かなり豪華だ。

全体的に渋めなロックナンバーが並ぶ今作。シェリル・クロウの歌声も味わい深くなったものだが、いぶし銀のプレイを聴かせてくれる演奏陣も素晴らしいパフォーマンスを見せている。

 聴き込むも良し、さらりと聴き流すBGMとしても心地いい、グッドフィーリング・ミュージック。

 

まとめ

・ロンドン・グラマー『IF YOU WAIT』
・ジュリアン・ベイカー『TURN OUT THE LIGHTS』
・ブランディ・カーライル『THE STORY』
・ビリー・アイリッシュ『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』
・スネイル・メイル『Lush』
・ノラ・ジョーンズ『Little Broken Hearts』
・フィオナ・アップル『When the Pawn…』
・ジャニス・ジョプリン『Pearl』
・レディー・ガガ『アリー/スター誕生 サウンドトラック』
・シェリル・クロウ『THREADS』

以上、洋楽女性シンガーから選んだ、夜のBGMにおすすめしたい10枚のアルバムでした。

 

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