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ギター名手が多い “ジョン”と名がつくロックギタリスト特集

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ギター歴30年=ロックに目覚めて30年。

ロック系にどっぷりとハマることが大半ですが、ジャンルレスに音楽が大好きです。

そんなわけで当ブログでは幅広く音楽紹介をしています!

たとえば以前に、好きなギタリストを紹介するこんな記事を書きました。

https://triggerbrook.com/guitarist-file/

 

この記事に登場するギタリストは、自身のギターライフに間違いなく影響を与えてきた大好きなプレイヤーばかりですが、執筆時の気分によって選んだ感じが正直に言ってあります。

そして、このときの記事ではジョン・メイヤーしか取り上げてませんが、あらためて考えてみると僕が好きなギタリストには “ジョン” と名が付くギタリストが多いことに気が付きました

しかもギター名手が多い…。これは、まとめて紹介したいぞ…。

 

そんなわけで、今回は「ジョンと名が付くギタリスト」に注目してみます!

 

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ジョン・レノン -John Lennon-

ジョン・レノンと聞いてギタリストのイメージを持つ人はあまりいないかも知れません。

かくいう僕もジョン・レノン=ギタリストという見方をすることはなく、ソングライターとしての素晴らしい才能に惚れ込んでいるわけなので…。

誰もが知っているような名曲をたくさん書いていますが、ギターよりもピアノ曲が多い印象もあります。

ジョン・レノン本人が自身のギタースキルに関する発言(ギターの腕前を披露する程ではない。ジョージ(ハリスン)の方が俺より上手い)をしていることからも分かりますが、リード・ギターでグイグイいくようなタイプではなかったんですね。

そもそも歌うことがジョン・レノンの本質だと思うので、ギターにそこまでこだわる必要はなかったのかも知れません。しかし、コードとリズムを知り尽くしたプレイにはテクニックに勝る“センス”があり、ギタリストとしてのオリジナリティを確立しています。

主な活動歴

・ビートルズ
・ソロ

ジョン・レノンを知るプレイ

・Happiness Is A Warm Gun(ビートルズ)

悲し気なギター・アルペジオで幕を開ける今作。ジョン・レノンの歌声にも哀愁を感じますが、エレキ・ギターの音がこの曲の趣をだんだんと変えていく様が異様にカッコいいロックナンバー。

リード・ギターのジョージ・ハリスンの功績も大きいですが、ボーカルのメロディラインが印象的で、ラスト付近で聴けるレノンのファルセットが胸を焦がす名曲。

 

おすすめアルバム

 

1968年発表のビートルズ10作目にあたるオリジナル・アルバム。白一色のジャケットのイメージから俗称『ホワイト・アルバム』と呼ばれています。

ジョン・レノンのギターを紹介する手前、本来であればソロ作を挙げるべきなのかも知れませんが、ジョン・レノンが関わったアルバムの中で一番これが好きだという個人の嗜好でこの作品を挙げさせていただきます。

ビートルズのアルバムで一番好き。聴けばわかる、世代を超えて聴き継がれるべき最高な名盤ですね。

 

ジョン・メイヤー -John Mayer-

現代3大ギタリストの一人として世界的な人気を誇るジョン・メイヤー。

静から動までをエモーショナルにプレイするスタイルが持ち味でもあり、ブルースを基盤にしたテクニカルかつセンスあふれるギタープレイの数々には、感動的な瞬間が何度も訪れます。何よりシンガーソングライターとしての才能も素晴らしいアーティストです。

ブルースやカントリーの影響が強いアーティストですが、ポップで親しみやすいメロディの楽曲群は多くの音楽ファンの心を捉えるはず。

歌うギタリストの中で、最高峰と言っても過言ではない才人です。

主な活動歴

・ソロ
・ジョン・メイヤー・トリオ

ジョン・メイヤーを知るプレイ

・Gravity

ジョン・メイヤーのキャリアの中でも人気の高いバラード曲で、甘い歌声と心を捉えて離さないムーディーな歌メロがずっと頭の中でリフレインしますね。

ギターは曲の中で2番手に回っている印象がありますが、こういうところがジョン・メイヤーの魅力でもあります。とは言え、要所要所で魅せるギタープレイには一番星のような輝きがあるんです。

ジョン・メイヤー初心者は、こんな曲から聴いてみるといいかも知れません。

おすすめアルバム

 

ジョン・メイヤーのギターを存分に楽しむならライブ盤が断然おすすめ!スタジオ盤では味わうことができない至高のプレイの数々に酔いしれること間違いなし。

何枚かリリースしているライブ盤はどれを聴いても外しませんが、2007年11月にロサンゼルスで行ったライブを収録した本作は名盤中の名盤で、代表曲を網羅した全22曲収録。

アコースティック、トリオ、フルバンドの3部構成になっていて、若きギター・レジェンドの魅力をたっぷりと味わい尽くせますよ。

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ソニーミュージックエンタテインメント

 

ジョン・フルシアンテ -John Frusciante-

世界的な人気を誇るロック・バンド『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ』に出たり入ったりしている名ギタリスト、ジョン・フルシアンテ。

ソロも多作でレッチリとはまた違う世界観の音楽で魅了しています。いちギタリストでは収まりきらず、才能あふれる孤高な音楽家なのかも知れません。

先に紹介したジョン・メイヤーと同じく現代3大ギタリストの一人に挙げられていますが、残りの一人デレク・トラックスとも違うのは、ギタープレイのベースがブルースではないのかな?ということ。

オリジナリティで言えば、他の2人よりもアグレッシブで独創的なプレイを聴くことができるので、ギタープレイに関して言えば聴いていて一番 “新鮮” に聴こえるプレイ・スタイルかも。

聴きこむほどに好きになる、魔訶不思議な魅力を持ったギタリストですね。

主な活動歴

・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
・ソロ

ジョン・フルシアンテを知るプレイ

・Turn It Again(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)

得意なカッティングプレイとメタルばりに弾きまくるギタープレイをまとめて楽しめる、めちゃくちゃカッコいいロックナンバー。

特にソロに関しては作り込んだフレーズを綺麗に弾いている印象はなく、とにかくアグレッシブで即興的なプレイが胸を打ちます。感情を爆発させたかのような音の渦。鬼気迫る凄まじいプレイだと思いますね、これは。

おすすめアルバム

 

ジョン・フルシアンテというギタリストを知るなら、レッチリの最高傑作として名高い『ステイディアム・アーケイディアム』は欠かせないアルバムです。

あらゆるスーパープレイヤーがいる中で現代の3大ギタリストに名前が挙がったときは少々違和感がありましたが、今作を聴き込んでみるとその理由がよく分かります。

テクニックだけではないフレーズやコード使い、楽曲の魅力を最大限に惹き立てる魅力的なプレイを聴いていると、ギタープレイヤーならきっとカバーしてみたくなるはず。

ジョン・フルシアンテ云々は置いておき、存在するロックアルバムの中でも最高峰な作品だと思います。ロック・ファンなら必聴ですよ。

 

ジョン・サイクス -John Sykes-

HR/HM界では名の知れたバンドを渡り歩き、ゴリゴリのギタープレイで多くのファンを獲得してきたジョン・サイクス。

華々しいキャリアは主な活動歴を見れば一目瞭然で、HR/HMバンドが好きな人であれば、ジョン・サイクスが参加したいずれかのバンドの音楽を聴いてきたはずです。

特にシン・リジィやホワイトスネイクなどのビッグネームなバンドで積み上げた実績は、この人の実力あってこそ。自身が中心となって結成した『ブルー・マーダー』ではボーカルも務めてますが、リードボーカルでも充分に通用する実力派で本当に歌がうまい。

HR/HM系ギタリストを聴くなら、スルーすることは許されない最高なプレイヤーの一人ですね。

主な活動歴

・タイガース・オブ・パンタン
・シン・リジィ
・ホワイトスネイク
・ブルー・マーダー
・ソロ

ジョン・サイクスを知るプレイ

・Jelly Roll(ブルー・マーダー)

私的な印象を言えば、ゴリゴリなサウンドでツボを突いたプレイを弾きまくるイメージが強いジョン・サイクス。ある意味ハードロック系ギターの手本のようなプレイヤーなのかも知れません。

しかし、ノリのいいアコースティックプレイで幕を開けるこの曲はちょっと異色で、サイクスの歌もギターソロもエモーショナルな部分が前面に出ていて、かなり心地の良い楽曲ですね。

聴き馴染んだプレイとはひと味違う一面が見える名曲。

おすすめアルバム

 

シン・リジィ、ホワイト・スネイク、ブルー・マーダー、ソロから数曲ずつセレクトした、キャリアを総括するようなベスト盤的なライブアルバム。しかもジャパンツアーのライブ音源なので、日本人としてこれまたうれしいアルバムです。

ギタープレイに限らず何気に歌も上手く、ファンでもファンじゃなくても聴きごたえ充分な激熱ロックなライブ盤になっております。

楽曲の良さもあり、HR/HMの入門編としてもおすすめしたいアルバムですよ。

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ビクターエンタテインメント

 

ジョン・ペトルーシ -John Petrucci-

今回挙げているギタリストの中で最もテクニカルなプレイヤー、ジョン・ペトルーシ。バークリー音楽大学出身かつ超絶技巧派で、音楽理論も高度なギター・テクニックもマスターしている正統派の凄腕ギタリストですね、この人は。

活動の中心となっているのはプログレッシブ・メタル・バンドのドリーム・シアターで、長尺かつ難解、変拍子を多用した変態的なプログレッシブ・メタルから、涙腺を刺激するバラード・ソングまで、ハマる人は絶対にハマる音楽性でHR/HM界に君臨しています。

基準値をはるかにオーバーしたテクニカルなプレイを正確無比に繰り広げるギタープレイは、まさに圧巻のひと言。

間違いなく世界最高峰のテクニカル・ギタリストの一人です。

主な活動歴

・ドリーム・シアター
・リキッド・テンション・エクスペリメント
・ソロ

ジョン・ペトルーシを知るプレイ

・The Glass Prison(ドリームシアター)

14分弱にも及ぶ長尺なナンバー。プログレッシブ・メタルを説明するのに最適な楽曲。

緩急を織り交ぜながら目まぐるしく展開する構築型のプログレッシブ・メタルで、こんな曲を演奏するバンドの演奏レベルは計り知れない境地に達していますね。

余談。

僕は30年のギター歴がありますが、ジョン・ペトルーシの曲にチャレンジしようと思ったことは一度もないです。

こういう音楽って、聴いて、スゲーなって驚いて、楽しんで…。

そんな感じでいいんじゃないかなぁ。

おすすめアルバム

 

多作なドリーム・シアターの音楽性を手っ取り早く知るなら、このライブ盤がおすすめ!超絶テクニカル集団の真骨頂は、ライブでこそ真価を目の当たりにできます。

ドリーム・シアターの良いところは、楽曲の素晴らしさの延長線上にテクニカルな要素をふんだんに盛り込んでくるところでしょうか。ただ単に高度な演奏技術をひけらかすだけでは、きっとつまらない音楽で終わってしまうはず。

絶妙なバランスで最高なHR/HMを届けてくれるドリーム・シアターは、だからこそずっと特別なバンドなんだと思いますねぇ。

 

ジョン・スクワイア -John Squire-

80年代後期~90年代前半にかけて沸き起こったマッドチェスター・ムーブメントを盛り上げたイギリスのロックバンド『ザ・ストーン・ローゼズ』のギタリスト。バンド脱退後は『ザ・シーホーセズ』を結成しましたが、こちらはたった1枚のアルバムを残して惜しくも解散。ソロとしては2枚のアルバムをリリースしています。

ザ・ストーン・ローゼズの2ndアルバム『セカンド・カミング』やザ・シーホーセズのアルバムに如実に表れているように、歌のバックで弾きまくるプレイスタイルが特徴的で、最高にカッコいいギタープレイを聴くことができます。

現在は音楽活動から遠ざかっていることが残念な限り。

プリーズ・カムバック! な熱きギタリストの一人です。

主な活動歴

・ザ・ストーン・ローゼズ
・ザ・シーホーセズ
・ソロ

ジョン・スクワイアを知るプレイ

・Driving South(ザ・ストーン・ローゼズ)

イントロで掴みはOK! 誰の耳にもカッコいいと感じるであろうギタープレイをいきなり聴かせてくれますね~。最高です。

歌のバックで弾き過ぎてる感は否めませんが(笑)、最初からラストまでずっとカッコいいんだから困ったものです。結果、この熱量が高いギタープレイを何百回と聴いています。

 

・Love Is The Law(ザ・シーホーセズ)

Driving South同様に歌と並走して弾きまくる、ジョン・スクワイアらしい楽曲。

そして、ギター・ソロが始まればここぞとばかりに弾きまくる…。この人って本当にギターが好きなんだろうなぁ。目立ちたいんだろうなぁ。

 

おすすめアルバム

 

ギタープレイに関して言えば、ザ・ストーン・ローゼズの2ndアルバム『セカンド・カミング』の方が分かりやすいカッコ良さがあると思いますが、聴けば聴くほどに味が出てくるスルメ盤として、ザ・シーホーセズ唯一のアルバムであるこちらをおすすめします。

いい曲ばかりの大傑作で、個人的にはボーカルの声質や歌い方も好き。なかにはリアム・ギャラガー(オアシス)が歌っていても違和感のない楽曲もありますね。

UKロックを聴くなら、外してはいけない名盤です。

 

まとめ

ロック系にしぼって紹介してみた「ジョンと名が付くギタリスト」

ジャズやクラシック、もっと身近なポップ・ミュージックの世界にも “ジョン” と名が付く有名なプレイヤーはいますが、あいにくあまり聴くことがないので…。

今回ご紹介したギタリストをふり返って見ると、

・ジョン・レノン -John Lennon-
・ジョン・メイヤー -John Mayer-
・ジョン・フルシアンテ -John Frusciante-
・ジョン・サイクス -John Sykes-
・ジョン・ペトルーシ -John Petrucci-
・ジョン・スクワイア -John Squire-

 

ギター好きなら誰もが知っていそうな有名人ばかりですね。

そして、どの “ジョン” も個性的で素晴らしいギタリストばかりです。

たまたま好きなギタリストに “ジョン” が多かっただけのことですが、最後までご覧いただきありがとうございました!

気になった “ジョン” は是非とも聴いてみてくださいね。

 

https://triggerbrook.com/guitar_video_collection/