コンプレックスには、ひとつに劣等感という意味があります。
もし何もコンプレックスを抱えていなければ、それほど羨ましいことはないです。
でも何か一つでもコンプレックスを抱え、それが理由で辛い思いをしているのなら、考え方を少し変えてみるだけで「気持ちはラクになれる」ことをお伝えしたいです。
僕には30年ものあいだ毛深いカラダに対するコンプレックスがありました。
しかし、そこまで長い間悩んだことでも、考え方を少し変えてみるだけで「別にもういいかな」と思えるようになりました。あらゆる方法で脱毛を繰り返していた年月が、今では懐かしい思い出です。
それにしても、なぜそこまで悩んでしまったのか…。
悩まなくなった今でこそ言えることですが、
コンプレックスなんて可能な限り早いうちに解放された方がいいのです。
もっと若い頃に達観したかったなとつくづく思っています。
この記事では僕の最大の悩みだった「毛深いコンプレックス」について書き綴りますが、他の悩みであっても共通する点は見つけられると思いますので、ぜひ読み進めてみてください!
コンプレックスはなぜ芽生えるのか
コンプレックスの多くは容姿に関わることだと思っています。
また、気にし始めた “きっかけ” として心に傷が残るような出来事が過去にあったのではないでしょうか。僕は思春期の頃、毛深いことをからかわれたことがトラウマとなり、なかなか抜け出せない沼にハマりました。
いくつかあるコンプレックスのなかでも毛深さに対する悩みは深刻で、若い頃は病的と言えるほどでした。ムダ毛なんて言葉がありますが、あってもなくても支障がない場所に生える毛なんて本当にムダだよなと、つくづく感じていたものです。
思春期のころからずっと思い悩み、精神的苦痛もかなりあったので、脱毛にはかなりの時間とお金を費やしてきた過去があります。家庭で出来る脱毛から高額なエステまで。
しかし、悩んだ時間やかかったコストをあざ笑うかのように、今でもムダ毛は生えています。
そんな僕ですが、今では気にすることはありません。
ゼロになったとまでは言えませんが、昔のように気にすることはもうないです。
ありのままの姿で充分です。
そもそも、コンプレックスってなんで芽生えるんですかね。
それはきっと他人と比べてしまうことで悩むんだと思います。
極論、無人島のような場所で一人で暮らしていれば容姿に関するコンプレックスなんて消え失せてしまうでしょう。そんなことよりも、今日明日を生きるためにアタマを悩ませるはず。
言葉で言うのは簡単です。
しかし、まずは他人との比較をやめることが大切で、悩みから解放される第一歩になるはずなんです。
人は人、自分は自分。誰一人として同じ人間なんていません。
そして、誰にだって何かしらのコンプレックスはあるはずです。
でも、他人の悩みなんて分かるわけもなく、教えてもらわなければ気が付きませんよね?
そんなものです。
逆に言えば、あなたの悩みは他人からすれば全く気にならないと捉えることができます。
見方を少し変えてみるだけで、気持ちは楽にすることができます。
コンプレックスは誰にでもある。気にするかしないかは “自分次第 ”
多くのコンプレックスには真逆の人が存在します。
例をいくつか挙げてみますが、左→右へと順に読んでみてください。
太っている | 痩せている |
背が低い | 背が高い |
色黒 | 色白 |
毛深い | 無毛 |
頭がハゲている | 頭が剛毛 |
胸が小さい | 胸が大きい |
ざっと挙げてみましたが、いかがでしょうか?
右列より左列に並べたことに対して、コンプレックスを抱えている人が多いと思いませんでしたか?
しかし、そんなことは全くありません。
それはただの思い込みで、右列に挙げたことで深く悩んでいる人もたくさんいるのです。
悩みは人それぞれにあり、何をコンプレックスに感じているかなど本人以外にはわかりません。また、同じ悩みに対して気にする人もいれば気にしない人もいます。
そして、もう一つ。
僕のコンプレックスを例に話しますが、
自分の毛深さと同程度、もしくはもっと毛深い人を見かけたとします。
そんなとき、その人が包み隠さず堂々としている姿を見て “羨ましい” と感じることがあるんですよね。
だって、自分は病的に悩んでいるのに、あの人には気にしている様子がない。
いや…、もしかしたら同じように悩んでいるかも知れないですが、そうは見えない。
自分もあんな風になりたい…。
そう思うわけです。
僕のような考え方を前提に言いますが、
毛深いことに劣等感を抱いていませんか?
少なくとも僕はそうでした。
でも、もしそう思っているならそんな風に考えるのはもうやめましょう。
気持ちは痛いほどわかりますが、人より多めに毛が生えているだけのことです。
僕が病的と言えるまで悩んでいた頃は、こんな風に思ってました。
「自分が毛深いことを周りの人は冷ややかな目で見ている」
今思えば、ものすごくおかしな思考になっています。恥ずかしいほどに自意識過剰でした。周りの人をそんな風に見てしまう自分の方が問題ありです。
誰が僕のコンプレックスをそこまで気にかけているのでしょう。
有名人でもない限り他人の目をそこまで意識して生きる必要はないですし、そんなことを考え続けたら心身ともに不健康になるだけ。
必要以上に悩んでしまう前に気持ちの逃げ道を作ってあげることが、コンプレックスを和らげるためには必要だと思います。
悩みを解決する方法はあるけど、それにともなう気苦労も絶えない
コンプレックスをなくすために、例えばとことんお金をかければ解決できてしまうことは少なくありません。
悩みの深さにもよりますが、そうすることで人生を楽しく過ごせるなら選択肢としては大いにありです。かくいう僕も、いろいろな方法で脱毛を試してきました。
除毛クリームや脱毛テープに始まり、家庭用レーザー脱毛器も購入して頑張っていましたが、これらの脱毛にかける手間には正直ウンザリでしたね。
意を決してメンズエステに通い永久脱毛を試みたこともありますが、金銭的に無理が生じたことや脱毛時の痛みに心が折れてしまい、早い段階でやめました。
ふたたび家庭用レーザー脱毛器での脱毛を始めますが、数日が経てば当然また毛は生えてきます。そして、生え始めの毛はチクチクと違和感があるので、脱毛していることが見た目にも明らかです。
脱毛経験がある方ならわかると思いますが、すぐに生えてくる毛の処理をやり続けるのはかなり手間で面倒くさいですよね。むしろ脱毛することがストレスになってきます。
結論、高額なコストをかけて永久脱毛をしないかぎり、一生逃れることができません。
これ、続けますか?
もちろん続けることを否定するつもりはないです。
ですが、僕は何年も脱毛をした経験上、やめた今の方が精神的に楽です。
ありのままでいた方が気苦労から開放され、逆に気持ちにゆとりができました。
無責任なことは言えませんが、少なくとも僕はそうでした。
悩みを解決するために努力していることがストレスになってしまったら、それはそれで辛いです。
もしそう感じてしまったら、一度やめてみるのもひとつの手段。
ありのままでいいと思える勇気を持てれば、少しづつ変わっていけます。
コンプレックスへの思いは経年劣化していくこともある
ここまで言っておいて恐縮ですが、悩みに対する思いが強ければ簡単に気持ちを切り替えることは難しいと思います。繰り返しますが、僕は若いころ病的に悩んでいましたから。
なので、年齢は関係なく、脱毛することで気持ちが前向きになれるなら無理にやめる必要はないですよ。ただ、いつの日か、自然と気持ちが楽になる時が訪れることを知っておいてほしいです。
僕が年を取るのも悪くないな~と思えた理由の一つが、自然消滅的に悩みが和らいでいったことでした。
例えば、
結婚して子供が生まれたことによって、生活環境が大きく変わったことがあります。要は自分のコンプレックスを気にしている余裕がなくなりました。これは金銭的にも時間的にもですね。
また、年を取って自然と体毛が薄くなり、青々していたヒゲも白髪になってしまったことで自然と目立たなくなった…
などがあります。
個人差がある話とは言え、年を重ねるにつれカラダも生活環境も自然と変化していくことが常です。
こうした変化によって、抱えてきたコンプレックスから自然と解放されていく可能性があります。
コンプレックスに対して出来ることって「解決するためにとことん行動する」か、「気にすることを辞める勇気を持つ」かの2択のような気がします。
どちらを選ぶも自分次第。
気持ちの経年劣化は、考え方ひとつですぐに訪れるかも知れないですよ。
あとがき
コンプレックスって結局「誰のために」抱えているんでしょうね。
他人の視線は関係なく “自分自身が変わりたい” のであれば、とことん行動した方が健全だと思います。だけど、特定できない “誰かの視線” のために悩むことは一考の余地がありますよ。
僕はとことん行動した結果、加齢とともに自然と気にならなくなりましたが、
ふり返ってみると、きっと誰も僕の悩みなんて気にしていない。
そう思えるようになってから、気持ちはすごく楽になりました。
繰り返しになりますが、
コンプレックスなんて可能な限り早いうちに解放された方がいいんです。
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