2020年、新型コロナウイルスによってすっかり世界が変わってしまいましたね。
今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなり、いろいろなことに不自由を感じてますが、もとの暮らしに一日も早く戻れることを祈るばかりです。
そして、音楽ファンにも辛い季節が続いています。ライブ、フェス、各種イベントが制限されている中、ストレスMAXでライブが復活する日を心待ちにしている人も多いでしょう。
かくいう僕も今年の2月に斉藤和義のライブに行っていたはずなのに、公演直前に延期がアナウンスされ、泣く泣く諦めました(涙)。
前置きはこの辺で。
今回は、ライブの興奮をいつでも楽しめる、私的によく聴いてきた作品の中からロック好きにおすすめしたいライブアルバムをピックアップします!
年代は古めですが、どれも最高ですよ。
是非!
国内バンドのおすすめライブ盤

01_KUWATA BAND『ROCK CONCERT』
のっけのMCで「KUWATA BAND、新人ですが一生懸命やらせていただきます!!」と叫んでますが(笑)、こういうちょっとした煽りがライブでは異常に盛り上がるんですよね。
さて、サザンとは全く違う方向性で活動していた桑田佳祐ですが、このバンドは本当に最高でした。『BAN BAN BAN』や『MerryX’mas in Summer』なんていつ聴いても名曲ですね、やっぱり。
バンドも観客のボルテージも最高潮。「ROCK CONCERT」なるタイトルに偽りなし! カバーの選曲もグッド!!!な完全無欠のライブアルバムです。
02_ラウドネス『8186 LIVE』
オープニング、高崎晃(G)による雷鳴のごとく轟くアーミングプレイ、続く二井原実の「Hello~~ Tokyo----!!!!!」から始まる『LOUDNESS』。全員が世界レベルといえる楽器隊の演奏には、いつ聴いても度肝を抜かれます。
ベースソロ~ドラムソロ、もちろんギターソロ・タイムもバッチリ収録されているのはライブ盤ならでは。オーディエンスの盛り上がりもハンパなく、メタル・ファンならずとも楽しめる作品かと思います。
大音量で聴いてぶっ飛びたい、ジャパメタ史上最高峰なライブ盤ですね。
03_RC SUCCESSION『RHAPSODY NAKED』
これはね、もう鳥肌ポイントが多すぎて…。実際に聴いて、清志郎という人間がいかにスペシャルな存在だったかを感じてもらいたいものです。
それにしても、このアルバムを聴いていると会場の興奮度やハンパない熱気が伝わってきて、胸が熱くなる思いが…。スタジオ盤では決して味わえない感覚かも知れないですね。
言うまでもなく清志郎のボーカルは素晴らしいですが、バンド演奏もかなりカッコいいですよ。そして、小川銀次氏(G)の功績がとてつもなくデカい。
特にラストナンバー『指輪をはめたい』の圧巻なパフォーマンスに涙!ライブならではの長尺ヴァージョンですが、この曲だけでも聴く価値ありです(激押し!)
激必聴盤!!
04_萩原健一『SHANTI SHANTI LIVE』
ショーケンのパフォーマンスといい、素晴らしいバンド演奏といい、日本人のライブを聴いているとはちょっと思えない。
ショーケンのライブ盤はスタジオ・レコーディングよりはるかに熱く、何枚かリリースしているライブ盤の中でも私的には今作がダントツ一番。1983年頃の音楽シーンに、インドで盛り上がっちゃう日本語ロックがあったなんてなかなか面白いですよね。
決して歌がうまいタイプのシンガーではないかも知れませんが、心を鷲づかみにする “特別な何か” が宿っていて、めちゃくちゃロックですね、この人は。
ショーケンの音楽に触れたことがない人には、是非とも聴いてみてほしい貴重な音源です。
05_BLANKEY JET CITY『LAST DANCE』
このライブは凄まじいですねぇ。3ピースとは思えない音圧と演奏レベルの高さ、ピリピリと張り詰めた緊張感には圧倒されますよ。現代の音楽シーンでここまで硬派な男たちって果たしているのでしょうか。BJCは軟派な要素ゼロです。
一緒になって大合唱を楽しむようなバンドでもライブでもない。ただひたすらに、目の前の男たちがやってるロックを聴き、体中が反応して脳裏に焼き付けるだけ。
かつての日本に、こんなにもカッコいいロックバンドがいたという事実。
とにかく聴くべきな、カッコ良すぎるライブの名盤です。
海外バンドのおすすめライブ盤

01_ガンズ・アンド・ローゼス『Live Era 87-93』
はっきり言って、スタジオ録音盤を聴くよりも断然にいい。世界各地で行ったライブのベストパフォーマンスをつなぎ合わせた作品とは言え、一夜のライブに参加しているような興奮は充分に味わえます。
黄金期ガンズのライブをいつでも聴くことができるのは、たとえこうした形でもうれしい限り。例えば、ジャム的な展開で弾きまくるスラッシュやサバスの名曲カバーで魅せるアクセルなんて、この作品じゃないと聴けません。
大ボリュームな曲数にも大満足、今となっては貴重な音源に感極まる一枚です。
02_オアシス『Familiar To Millions』
当時としてはベストな選曲で、オーディエンスからは異常なまでの熱気を感じとることができます。バンドのパフォーマンスも絶好調に素晴らしく、さすが世界中のスタジアムを沸かせてきたモンスターバンドですね。
オアシスの凄いところは何と言っても曲の良さにあり、観衆の大合唱とともに聴く珠玉のメロディの数々には、ライブ盤ならではの感動があります。
僕はオアシスのライブに3回ほど行ったことがありますが、全3回とも涙を流しています。
このライブ盤を聴くと、いつでも会場の熱気と興奮を味わえますね。最高。

03_コールドプレイ『LIVE 2003』
私的な思いをブチまければ、僕が好きだったコールドプレイはここまで。これ以降のアルバムにのめり込んだことはないです。逆に言えば、このライブ盤までのコールドプレイはヤバいくらいにカッコいい。1st、2nd、そして今作を何度聴いたか分からない。
もちろん全てのアルバムは聴いてます。ただ、思いのほかのめり込めないだけ。
コールドプレイを聴くときは、未だに今作が一番多い。ずっと大好きな至高の名盤。
04_AC/DC『Live』
ライブバンド・AC/DCが放つ、最高なテンションのライブ盤。
ロックファンは必聴ですよ、これは。
05_MC5『Kick Out The Jams』
オープニングのMCからして危険な香りが漂う今作。荒々しく生々しいサウンドには、リアルなライブ感が凝縮されていて、熱狂的な空気に覆われた会場の様子も見事に記録しています。
ライブの熱い興奮を味わえる、永遠に色褪せない過激な作品ですね、これは。
06_ニルヴァーナ『MTV アンプラグド・イン・ニューヨーク』
僕はもともとアンプラグドなるシリーズにあまり魅力を感じてませんが、この作品をかなり後追いで聴いたときに、アンプラグド・ライブの魅力を知りましたね。
むしろアレンジが施されたエレキサウンドで聴くよりも、原曲の良さに気付くことがあって楽しい。ズンズンズンズンとリズム隊が暴れまわり、キャンキャンピロピロとエレキギターが吠えまくるライブも大好きですが、曲と向き合い、静かに聴き入るライブも悪くないものです。
カート・コバーンが奏でるコード進行の渋みとセンスにのめり込んだ、味わい深い一枚です。
07_デヴィッド・ギルモア『Live in Gdansk』
ピンク・フロイドの音楽は芸術性が高く、スタジオ・レコーディングでもかなり手の込んだことをやってそうですが、このライブではフロイド曲の再現性が凄いです。
ライブってジャムセッションとか長尺に様変わりしたギターソロなんかを聴けると嬉しくなったりしますが、曲によってはオリジナル盤を忠実に再現した演奏を聴きたいパターンも多々あるものです。特にピンク・フロイドのようなバンドの音楽は。
このライブ盤はそういったバランスがとてもいい。何よりギルモアのギタープレイがとても素晴らしく、永遠に聴いていたくなりますね。全音楽ファン必聴な一枚。
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