ブログがきっかけで文章を書くようになり、
楽しみながらもライティングの難しさを痛感する今日この頃。
もちろんプロのライターではないので、文章を書く知識も浅ければライティング技術があるわけでもありません。
それでも、書き続けてさえいれば、過去の自分に教えてあげられるくらいのノウハウは身に付いてくるというもの。
ここでは “文章を書くことが苦手” なブログ初心者の方に向けて、もっと読みやすくなる文章術を書いています。
文章って、ちょっとしたコツを取り入れるだけでかなり変わりますよ。
ぜひ参考にしてみてください。
❶ 句読点を適度に入れて、文章にリズムをつけてみよう
❷ 改行を意識してスマホでの可読性を高めよう
❸ 重複文字に気を付けよう。同意語は他の表現に置き換えよう
❹ 誤字・脱字をなくすために、必ず2度は読み返そう
❺ 太字・下線・色などを効果的に使ってみよう
Contents
句読点を適度に入れて、文章にリズムをつけてみよう
句点は「。」、読点は「、」のことです。文章を書く上で当たり前に添えられるこれらの符号ですが、付け過ぎても読みづらく、付けずに30文字も40文字も書き進めると、もっと読みづらい文章になります。
正しい使い方やルールはもちろんありますが、ブログは雑誌や書籍のような商業紙媒体とは違い、きちんとした文法をそこまで意識することもないのかな?というのが自論です。
とはいえ、せっかく訪れてくれた読者の方に最後まで記事を読んでもらうためには、記事の精度を上げることと同じくらい、読みやすい文章を心がける必要があります。
わかりやすく例文を挙げてみます。
別に、虫歯というわけではなく、詰め物が取れたのか、歯にぽっかり穴が開いてしまって、土日もやっている歯医者を探してみたんですけど、近所に、数軒あることがわかりました。昔で言えば土日に歯医者がやっていることなんてなく便利な世の中になったものだなと思う今日この頃です。でも予約が取れたのはなんと3週間も先のことでそれまで穴の開いたままの状態で過ごすのかと思うと気持ちも凹みますが、せっかく予約が取れたので、ガマンガマンで、乗り切ろう。それにしてもやっぱり歯医者はいくつになっても怖いものでどうにかならないものですかね~。
上記の例文を読んでみて、読みやすい印象を持てるでしょうか?
極端な例かも知れませんが、もしこれに近い文章を書いていれば、最後まで読んでもらうことは難しいと思います。
会話にも息継ぎがあるように、文章にも適度なリズムを取り入れることが必要です。
別に虫歯というわけではなく、詰め物が取れたのか歯にぽっかりと穴が開いてしまいました。土日もやっている歯医者を探してみると、近所に数軒あることがわかりました。昔で言えば土日に歯医者がやっていることなどなく、便利な世の中になったものだと思う今日この頃です。でも、予約が取れたのはなんと3週間も先のこと。その日まで穴が開いたままの状態で過ごすのか…。これには気持ちが凹みます。せっかく予約がとれたので、ガマンガマンで乗り切るぞ!それにしても、やっぱり歯医者はいくつになっても怖いものですね。どうにかならないものかな~。
どうでしょう。句読点の入れ方や言い回しを少し変えてみるだけで、だいぶ印象は変わります。
改行を意識してスマホでの可読性を高めよう
句読点や言い回しを少し変えてみるだけで、文章の印象が変わることは何となくお分かりいただけましたか? でも、これだけではまだ窮屈な感じがしますよね。
そして、見出しにあるように「スマホでの可読性」にこだわるのは、ブログに訪れる多くの読者はスマホで見ているという事実があるからです。
ネット上の記事は、雑誌や書籍のように購入して読むものではありません。
「検索してたまたま見る機会があった」「ちょっとした隙間時間に見つけたから読んでみた」など、偶発性が伴います。
たまたまでも何でも、せっかく来てくれた読者に「読みづらい」「見る気にならない」など瞬時に思われないためには、内容よりもまず、読んでもらえるような工夫はしておきたいですよね。
そこで、読みやすさに大きく影響してくるのが「改行」です。
改行することによって生まれるスペース(空白部分)が、下へ下へとスクロールしながら読んでいく上で、読みやすい印象にもつながります。
先ほどの例文に改行を入れてみましょう。
別に虫歯というわけではなく、詰め物が取れたのか歯にぽっかりと穴が開いてしまいました。
土日もやっている歯医者を探してみると、近所に数軒あることがわかりました。
昔で言えば土日に歯医者がやっていることなどなく、便利な世の中になったものだと思う今日この頃です。
でも、予約が取れたのはなんと3週間も先のこと。
その日まで穴が開いたままの状態で過ごすのか…。
これには気持ちが凹みます。
せっかく予約がとれたので、ガマンガマンで乗り切るぞ!
それにしても、やっぱり歯医者はいくつになっても怖いものですね。
どうにかならないものかな~。
句点(。)後のすべての箇所に改行を入れただけですが、さらに読みやすくなりました。
ネットでの文章の可読性に「改行(余白)」が有効なのは一目瞭然ですね。
「句読点」と「改行」の入れ方を意識するだけで、文章の可読性は間違いなく変わります。
重複文字に気を付けよう。同意語は他の表現に置き換えよう
「重複文字」とは、同じ意味合いの言葉や全く同じ単語が重なり合っていることです。
また、文をつなぐ言葉が重複していても、読みづらい印象を与えてしまいます。
例文を挙げてみましょう。
〇〇年ベストアルバム
音楽好きが大好きなコンテンツと言えば、年末に各紙がこぞって発表するコンテンツの、その年のベストアルバムのランキングを紹介する企画があります。
毎年楽しみにしていますが、今年も新人アーティストからベテランアーティストまでが、素晴らしい作品を届けてくれましたが、果たしてどんな作品が選ばれているのでしょうか。
毎年楽しみにしているので、この季節がやってくると楽しい気分になります。
伝えたいことは分かりますが、これではちょっと読みづらいですよね。
「の」や「が」が連続して使われていたり、似た言葉や同じ単語を複数回重ねてしまうと、無駄に文章が長くなります。
少し手を加えてみます。
〇〇年ベストアルバム
音楽好きが楽しみにしているコンテンツと言えば、年末に各紙がこぞって発表する年間ベストアルバムのランキング企画があります。
毎年ワクワクしていますが、今年も新人からベテランアーティストまで、素晴らしい作品を届けてくれました。
いったいどんなアルバムが選ばれているのでしょうか。
この季節がやってくると、胸はずむ気持ちになります。
いかがでしょうか?
重複表現を省いたり、同意語を別の表現に置き換えることによって、より分かりやすく伝わる文章になりました。
同じ内容であれば、長い文章よりも短くコンパクトにまとまっている方が、読者にとって読みやすいと言えます。
同じ単語や似た言葉が連なる表現をなるべく抑え、スッキリとした文章を心がけることが大切です。
誤字・脱字をなくすために、必ず2度は読み返そう
誤字・脱字の意味を簡単に言うと、誤って使っている文字や抜け落ちた文字のことです。
これはプロの校正・校閲者の目が通っているはずの、あらゆる媒体でも見つけられるものなので、完璧な文章を作ることは決して簡単なことではないと言えます。
とは言え、例えブログのように一個人が発信するものであっても、その先に読者がいる以上は「誤字・脱字」を極力減らす(なくす)努力はしておきところです。
これは文章を作成している段階だとなかなか見つけられません。というよりも “気づかない” と言った方がしっくりきますね。不思議なものです。
そこで、記事を公開する前に絶対にやっておきたいことの一つが “読み返し” という作業になります。
出来れば2回。1回目は書き終えた直後、2回目は書いた日から少なくとも一日ほど経ってからがベストです。
なぜ、時間を置いて読み返すことがいいと言えるのか。
それは「第3者的な目線」で文章を読むことができるからです。
良くも悪くも気持ちがノッているときに書く文章には、余分な熱量が含まれてしまうこともあるので、一度冷静に振り返ってみることをおすすめします。
こうすることで、書いていた時には気づけなかった誤字・脱字や、言い回しの不自然さを見つけられることが思っている以上にあります。
誤字・脱字の例を少しだけ挙げてみます。
・昨日、始めて気になっていたラーメン屋さんに行きました。想像とは違い、以外にもあっさりしたスープでした。×
・昨日、初めて気になっていたラーメン屋さんに行きました。想像とは違い、意外にもあっさりしたスープでした。〇
・明日はいよいよ試験だ。今日はほどほどに復讐して、速めに寝よう。×
・明日はいよいよ試験だ。今日はほどほどに復習して、早めに寝よう。〇
ほんの一例ですが、ありがちなパターンです。
そして、自分が思っている異常にこうした間違いは、あ…、違いますね。間違えました。
自分が思っている以上にこうした間違いはよくあります。
意識して読み返すことで、かなり防ぐことができますよ。
太字・下線・色などを効果的に使ってみよう
装飾文字は強調したいところを目立たせるだけではなく、文章にメリハリを付けたい場合にとても有効です。
ただし、使い過ぎは逆効果になりますので注意が必要です。
私が好きな果物はリンゴ、バナナ、メロン、イチゴ、スイカ、梨、そして何と言ってもマスカットです。
特にシャインマスカットなんて皮ごと食べられて、甘くて美味しくて最高!
正に葡萄の王様ですね。
果物の色を使って表現したいのは分かりますが、これではとてもじゃないけど読めない…。というよりも、目がチカチカして読む気になれないですよね。
特に黄色い文字(バナナ)を読むのは困難です。
また、文字に大小をつけるのも、やり方を誤ると少し幼稚な文章に感じてしまいます。
ブログではこうした表現を簡単に行うことができますが、適度に活用しないとただの読みづらい文章になってしまいます。
強調したいところを目立たせるのはいいですが、 “適度” に “効果的” に取り入れることが基本です。
あとがき
いかがでしたか?
文章術というより「見せ方」に近い内容だったかも知れませんが、これらを意識して書くだけで、読みやすい文章にすることはできます。
せっかくブログに訪問してくれたのに、読んでもらえないまま離脱されるのは悲しいですよね。
そうなることをなるべく防ぐためには、パッと見たときの印象点はとても大事なことです。
偉そうなことをつらつらと書いてきましたが、自身もまだまだこれから。
読みやすさを考えて試行錯誤を繰り返しながら、ブログライフを楽しみましょう。
ぜひ、文章づくりの参考にしてみてください。

